コラム

 公開日: 2016-11-24 

中小企業に適した資金調達方法の種類

事業を運営するにあたって、資金調達は最も重要な経営課題の一つと言えるでしょう。

「資金調達」と一言で言っても、その方法は多岐にわたります。実際、資金調達にはどのような方法があるのでしょうか?

今回は、事業主が押さえておくべき、資金調達の方法について解説します。

企業の資金調達は経営者にとって大きな課題

企業が活動していくためには資金が必要で、それを調達するのは大きな課題です。

企業が資金調達を行うには「負債の増加」「資本の増加」「資産の現金化」と、大きく分けて3つの方法があります。

それぞれについて見ていきましょう。

負債を増加させるとは?

負債を増やすということは、簡単に言うと借金をするということです。この場合、借りたお金ですので元本と利息の返済があります。

具体的には、借入をする、社債を発行する、といった方法が挙げられます。

●金融機関からの借入
企業信用力がない場合は「担保」を求められ、土地家屋などが対象となります。担保を提供できない場合は、信用保証協会を利用する方法があります。

担保がない、保証人がいないといった場合、前述の信用保証協会に一定の保証料を支払うことで、信用保証協会が金融機関からの資金調達をサポートしてくれます。

●社債の発行
企業が債権を発行して資金を集める方法で、投資家が社債を発行する企業にお金を貸す仕組みです。借りたお金なので返済義務があります。

社債の利息は、一見すると銀行金利より低い金利で資金を集めることができるように見えますが、中小企業が発行する社債は銀行保証付又は銀行が引き受けることが一般的であり、その際の手数料として相当の報酬を支払わなければなりません。

その手数料は、社債の発行時に一括して支払う場合が多く、それを金利として考えれば、本当に低利なのかはよくよく検証する必要があります。

資本を増加させる方法

資本を増加させるために、株式を発行する方法があります。

株式においては、お金を貸してもらうのではなく出資してもらうので集めた資金に対して返済義務はありません。

ただ、株主は持ち株の割合に応じて株主総会の議決権が認められます。つまり、株主は株の持分に応じて経営権を取得することができます。そのため、事業主は会社経営権をコントロールできなくなる、といったリスクがあります。

資産を現金化する方法

資産を現金化する方法には、不動産を売却したり賃貸したりするほか、会社の一事業部門を売却するといった方法があります。

また売掛金などをファクタリングする方法もあります。期日前に資金を回収できるので、資金繰りの改善が見込めます。

所有している資産がきちんと利益を産んでいるのかを検証し、そうでなければ売却等により現金化し、別の設備投資に充当するなど、事業展開に応じて資産は組み替えていかなければなりません。

資産効率を考えれば、資金調達の場面では、資産の現金化を第一に検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたプロ

株式会社ネクスト・プラス [ホームページ]

税理士 東大智

長崎県諫早市幸町32-8 [地図]
TEL:0957-23-0006

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

11

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
税理士でありながら、経営者としても活躍する東プロ

税理士と経営者、ふたつの表情を使い分ける新時代の担い手(1/3)

 東大智さんは、諫早生まれ、諫早育ち。現在は父・邦義さんが興した「東邦義税理士事務所」及び「アズマ綜合ビジネス」の副所長として精力的に活躍している若手税理士です。大学・大学院を卒業後、東京のコンサルティング会社に入社。当時、社員20名ほどだ...

東大智プロに相談してみよう!

長崎文化放送 マイベストプロ

「見える化」による組織経営の実践

会社名 : 株式会社ネクスト・プラス
住所 : 長崎県諫早市幸町32-8 [地図]
TEL : 0957-23-0006

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0957-23-0006

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

東大智(あずまだいち)

株式会社ネクスト・プラス

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
このプロへのみんなの声

銀行に決算の説明が出来ました!

今まで銀行が決算書をどのように読んでいるのか知らず、単に...

S.I
  • 40代/男性 
  • 参考になった数(1

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
【見える化】生産性UP!オフィス環境を変える!!
イメージ

当事務所では、かねてより、仕事がしやすい環境づくりを実践してきました。その一例がオフィスレイアウトの変更...

[ 見える化 ]

オフィスを新築しています@諫早

東税理士事務所・株式会社ネクスト・プラスは、現在、オフィスを新築しています。もう少し完成なのですが、着工...

[ 長崎県諫早市幸町 東税理士事務所 ]

月次決算の手順と一連の流れについて

月次決算をすることは、会社の利益を詳細に確認することにつながり、経営管理に欠かせません。今回はその流れ...

[ 月次決算の重要性 ]

月次決算の目的と早期化するメリットとは?

経営者のみなさんが、会社の業績や経営上の問題を正確に把握することは、簡単なようで意外とハードルが高いと言え...

[ 資金調達の基礎知識 ]

リスケ中の資金調達は可能か。新規融資を受けられるケースとは?

リスケジュール中は、資金調達が極めて難しいものです。それでも、リスケ中の新規融資の可能性がある2つのケー...

[ 資金調達の基礎知識 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ