コラム

 公開日: 2016-07-17  最終更新日: 2016-09-22

標準報酬月額算定基礎届について

標準報酬月額とは、会社及び事業所の従業員の給与から、
健康保険及び厚生年金を徴収する場合に、等級を決定するもので、
健康保険法や厚生年金保険法で、定時決定
と呼ばれております。
ちなみに、健康保険では1等級から47等級まで、厚生年金では1等級
から31等級までがあります。
標準報酬月額算定基礎届とは簡単に申し上げますとその標準報酬月額
の等級国が算定するための届を意味します。

本年は今月の7月11日が、標準報酬月額算定基礎届の提出期限でした。
本来であれば、7月10日が提出期限ですが、土日が挟まった関係で、
今年は7月11日が締め切りとなりました。

等級は従業員の4月から6月までの給与の合計を3で割った金額が、その
従業員の等級になります。
もっとも4月から6月までに繁忙期のある事業所は、
4月~6月の給与で等級を決定すると、著しく不合理ななため、
年間平均に関する申出書を提出し、前年度の7月から
当年度の6月までの給与の合計を12で割った平均と、
当年度の4月から6月までの給与を3で割った平均に、
2等級以上の差が有る場合は、修正平均の箇所に年間平均で算出
した給与の平均額を記入し、等級を決定します。

等級が決定致しますと、各事業所に、標準報酬月額決定通知書が、
日本年金機構より発送されます。
当年の従業員の健康保険及び厚生年金の等級が決定した場合は、
当年の9月から翌年の8月までは、当該定時決定された等級に
基づき、給与から健康保険及び厚生年金が控除されます。

参考~9月分社会保険料控除額の変更のタイミング~
当月分給与を当月末日に支給している企業
•前月分の保険料を当月分給与から控除している企業
・・・10月分10月31日支給の給与から
•当月分の保険料を当月分給与から控除している企業
・・・9月分9月30日支給の給与から

前月分給与を当月5日に支給している企業
•前月分の保険料を当月分給与から控除している企業
・・・10月分11月5日支給の給与から
•前月分の保険料を当月支給の給与から控除している企業
・・・9月分10月5日支給の給与から
•当月分の保険料を当月分給与から控除している企業
・・・9月分10月5日支給の給与から
•当月分の保険料を当月支給の給与から控除している企業
・・・8月分9月5日支給の給与から


参考2~標準報酬月額算定届と賞与支払い届でセット提出する必要がある書類~

標準報酬月額算定届は、総括表と標準報酬月額算定基礎届と総括表附表
の3点をセットで提出する必要があります。
その他に、4月の昇給等で、等級に2等級以上の差が出た従業員に関しては、月額変更届を
提出する必要があります。
月額変更届とは、健康保険法や厚生年金保険法で、随時改訂と言われているもので、3か月の
給与の平均が、本来の等級よりも、2等級以上、上がったり下がったりした場合は、提出する
必要があります。

4月から6月の給与で、2等級以上の差が有れば、7月から等級が改定されます。

また会社及び事業所は、賞与を支払った場合は、5日以内に、賞与支払届を提出する必要が
あります。賞与支払届は、賞与支払届総括表と賞与支払届を2点セットで提出する必要があります。

上記の標準報酬月額算定基礎届や賞与支払届は、将来、老齢厚生年金を受給する際の
大事な算定の基礎となりますので、とても重要な手続きです。

参考3~70歳以上従業員を雇用している場合~
会社及び事業所が、70歳以上の従業員を雇用していて、健康保険をかけている場合は
、70歳以上被用者算定基礎・月額変更・賞与支払届の提出も併せて必要となります。
70歳を過ぎると、厚生年金の加入はなくなりますが、健康保険の加入は75歳まで続き
ます。

日本年金機構は、70歳以上の従業員の報酬月額の届出を提出させることにより、70歳以上
の従業員が、給与と併せて老齢厚生年金を受給する際の給付制限の資料として
70歳以上被用者算定基礎・月額変更・賞与支払届を利用します。


ご不明な点等ございましたら遠慮なくご相談ください。
本日も最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。

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